薬剤師求人を探す12の方法
当たり前の話ですが、転職をするには転職先を見つける必要があります。
薬剤師の求人探しの方法は様々です。
どのような手段、方法で薬剤師求人を探すのかというのは非常に重要で、今後のキャリアだけでなく人生そのものに非常に大きな影響を与えます。
その第一歩が薬剤師求人の探し方です。
世の中に薬剤師求人情報は溢れていますが、情報収集ができていないと転職を成功させる確率は低くなることは、想像に難くありません。
したがって、転職を失敗に終わらせないために、薬剤師求人情報はどこで探すのかということが、転職のはじめの一歩となります。
まず主だった薬剤師求人の探し方の12方法を挙げてみました。
- ハローワーク
- 新聞広告
- 折り込みチラシ広告
- 業界誌
- SNS
- 求人誌
- 求人情報サイト
- 施設の公式ホームページ
- 転職サイト(人材紹介会社)
- 人材派遣会社
- 転職フェア
- 知人・友人の紹介
薬剤師求人を探す12の方法の特徴を比較表にしましたので、ご確認ください。
求人情報媒体比較表 | 正社員 | パート・ アルバイト | 求人情報の質 | 求人情報の量 | 転職支援 | 応募から転職 までのスピード |
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①ハローワーク | ||||||
②新聞広告 | ||||||
③折り込みチラシ | ||||||
④業界誌 | ||||||
⑤SNS | ||||||
⑥求人誌 | ||||||
⑦求人情報サイト | ||||||
⑧施設の公式HP | ||||||
⑨転職サイト | ||||||
⑩人材派遣会社 | ||||||
⑪転職フェア | ||||||
⑫知人・友人の紹介 | ||||||
求人情報媒体比較表 | 正社員 | パート・ アルバイト | 求人情報の質 | 求人情報の量 | 転職支援 | 応募から転職 までのスピード |
正社員、アルバイトどちらの求人探しに向いているのか、求人情報の質と量はどの探し方が優れているのか、応募から転職するまでのスピードはどうなのか?など気になる点をチェックしています。
- ハローワークでは地元に密着した求人を紹介して貰えますが、転職支援やスピード感に乏しいことが多い。
- 転職支援、求人情報の質に関しては転職サイト(転職エージェント)が最も優れている。
- 求人情報量に関しては、求人情報サイトが最も多い。
- 一般的に紙媒体の求人情報量には限りがある。
- SNSや施設の公式サイトでは発信元の良い情報しか手に入らないので注意が必要である。
- 知人・友人の紹介があると転職しやすいが、職場が合わない時に辞めにくくなる可能性がある。
- 情報源は一つの媒体に偏ることなく、複数の媒体(情報源)を利用することが大切である。
インターネットの薬剤師求人情報収集~メリット・デメリットとは?
インターネットで薬剤師求人情報を集める時のメリット、デメリットについて、さらに深堀りしていきたいと思います。
インターネット上で薬剤師求人の情報を集める方法として主な方法が、ハローワーク、施設のホームページ、人材紹介会社、求人情報サイトの4つがあります。
それぞれのメリット、デメリットをまとめてみました。
ハローワーク(インターネットサービス)のメリット・デメリット
【概要】
ハローワーク(公共職業安定所)は厚生労働省が設置する行政機関で、「国民に安定した雇用機会を確保すること」を目的とし、職業紹介、就業支援サービスを無料で行っています。
全国に544所(本所:436所、出張所:95所、分室:13室)設置(※1)され、ほとんどの職種の正社員求人、パート求人、臨時雇用求人を扱っており、その地域の求人を探したい時に便利です。
- 住んでいる地域の求人を探すのに便利である
- 求人数が多く、ハローワークにしかない求人もある
- ハローワークに行くと相談員の方に相談ができる
- 大手薬局グループなどの求人が少ない
- 無料で求人を掲載できるためブラック企業の求人も多い
- 基本的に相談員は薬剤師に詳しくない
- 事実上、制限(年齢等)があっても応募できてしまうため、無駄になる可能性がある
- 給与、待遇交渉は自分自身で行う必要がある
- 求人情報は最低限の事しか書いていないため、社風や細かいことは自分で調べる必要がある
※1.『公共職業安定所(ハローワーク)の主な取組と実績(令和3年3月厚生労働省 職業安定局)』(厚生労働省)
施設の公式ホームページのメリット・デメリット
【概要】
雇用主である調剤薬局、ドラッグストア、病院、企業のホームページの募集要項を調べて応募する薬剤師さんもいます。
文字ばかりの求人票だけではなく、写真やその企業の雰囲気などもある程度分かるので、安心です。
- 直接応募することになるので、転職活動がスピーディーに進む
- 起業の体制や雰囲気が応募前にある程度分かるので、転職した後のイメージがしやすい
- 履歴書作成から条件交渉まですべて自分自身でやらなければならない
- 基本的に雇用主は自社の良いところをPRするため、悪いところは自分で調べる必要がある
求人情報サイトのメリット・デメリット
【概要】
インターネット上で最もよく利用されており、求人検索も勤務地、路線、職種、条件などキーワード等から検索しやすい。
自分自身のペースで転職活動を進めたい人に向いています。
- 求人情報が多く、自分に合うところを選べる
- 条件に合う求人を探しやすい
- 自分のペースで応募できる
- 社風や細かな条件が分かるので、他社との比較検討もしやすい
- 選択肢が多いため、迷いの生じる可能性がある
- 書類作成、日程調整、企業との条件交渉などすべて自分自身でやらなければならない
- 書類選考や面接で落ちた時になぜ落ちたのかわからないため次に活かせない可能性がある
転職サイト(紹介会社)のメリット・デメリット
薬剤師人材紹介会社による転職支援サービスで、キャリアアドバイザーが一人一人の薬剤師について転職のサポートをしてくれます。
求人案件に関する情報量が多く、いつでも相談可能なため転職活動を円滑に進めるのに便利なサービスです。
- 大手から中小・街の薬局まで幅広い求人がそろっている
- 一般には公開されていない条件・待遇の良い非公開求人がある
- 希望をキャリアドバイザーに伝えることで条件に合う求人を探してくれる
- 応募書類の書き方、面接のポイント、条件交渉等をキャリアアドバイザーが代行してくれる
- 仮に不採用の場合もその理由が分かるので次に活かすことができる
- 担当のキャリアアドバイザーと相性が合わない可能性がある
- キャリアアドバイザーの勧める求人が合わない可能性がある
- 自分自身のペースで転職活動が進められないので、ある程度期間を決める必要がある
自分のペースで転職活動をしたい場合は求人情報サービスを中心に、客観的な視点で様々な転職サポートを受けながら、転職活動を楽にしたいのであれば、薬剤師に特化した薬剤師転職サイト(人材紹介会社)をおすすめします。
転職活動のやり方や自分自身の好みによって、ハローワーク、薬剤師求人情報サービス、薬剤師転職サイトを併用していけばよいでしょう。
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